劇列車の作品紹介

猫の事務所

――これは、いじめられるかま猫≠ュんが心の成長をとげていく物語です
 「猫の事務所」は、夏生まれで皮が薄いために、かま猫が他の猫からいじめられるお話です。本人に責任のないいわれのないことで、いじめられ侮蔑されるかま猫。苦しむかま猫は、自分を隠して他の猫と同じようにふるまう努力をします。”あたりまえの猫”になるために。
 いじめと偏見の中におかれたかま猫が抱えた問題は、かま猫だけの問題でしょうか。この物語は、私たちに多くのことを考えさせてくれます。心の琴線に触れる問題を、人形劇で表現しました。小学校低学年から高学年まで楽しく観ることができ、子どもの発達に応じて思考することができる作品です。

猫の事務所舞台写真1  猫の事務所舞台写真2  猫の事務所舞台写真3  猫の事務所舞台写真4  猫の事務所舞台写真5
アンケート(抜粋)
・いけないことがちゃんとわかるし、おもしろいお話だと思いました。わたしも自分の意見をたいせつにしようと思いました。(こども)
・たのしかったです。かまねこが あきらめずに がんばるところが かわいかった(こども)
・すべての子ども達に明日への展望を持ってほしいと思います。「あなたは悪くない」という言葉がどれだけ勇気づけるか分かりません。根本の解決にはならないけれども、次へふみ出す力をつけていくことは、とても大切だと思います。宮沢賢治の時代とはまた人権をとりまく状況はずいぶんちがうと思います。変えてはいけないものにはこだわり、かつ新しい感覚を取り入れていかなければならないのでしょうね。いろいろ考えさせられました。(大人)
・さいしょはいじめられてたけど、さいごに かまどねこが、かまねこのことをはげましてやったから すごいなーと思いました。(こども)
・とても考えさせられました。本を買って読みたいと思います。(大人)
・さいご、これでおわるのかな、と思ったけど、さいご、かまねこは、なかまといっしょになれたのでよかったです。しろねこたちが どうなったかは よくは、わかりませんでしたが、いじめるのは いけないなと思いました。(こども)
・ありのままの自分を受け入れることは難しいことだなと思いました。子どもがそういうカベにちょうど当たっているところです。(大人)
・かまねこが さいしょは いじめられてたけど、べんきょうが とてもうまいなぁとおもいました。とても、おもしろかったです。(こども)
・今回、劇を見て、良いこと、悪いこと、人として、また、真実を確かめ、見て判断することの大切さ、改めて感じました。私の子どももこのようなシチュエーションに立つこともあるかと思います。心の成長段階、かまど猫のように、正しいことを正しいと堂々と言える、言うことに自信がもてるように、なってほしいなと思いました。(大人)
・ねこが いじめられたところは かわいそうだけど また見たいです。すごくおもしろかったです。(こども)
・手作りで、心づくしの劇をありがとうございました。題材…とてもおもしろかったです。ラストの半分半分という賢治の思いを、劇団の方々と一緒にお客さんにも考えて欲しい。猫の人形もとてもかわいく、その動きも細やかで、命がふき込まれているのが良く感じられました。(大人)
・人形劇=幼児向けと思っていたが、内容が子育てをする親向けへメッセージが込められた作品だと感じました。(大人)
・いじめなどの学校での出来事を、子どもと話し合えるきっかけになりました。(大人)
・劇中劇で話に引き込まれました。あっという間に終わった感があります。結論がなかったので、子どもも色々と内容を考えるかと思いました。(大人)

上演のために

■ 上演時間:約55分
■ 準備:4時間   ■ 片づけ:2時間(準備片づけとも、会場条件で30分程度の差がでます)
■ 舞台:幅10m以上・舞台奥行き5m以上・天井高2.8m以上が必要です。暗幕または遮光カーテン必須。
■ 会場:公民館などの大会議室・学校体育館などでの上演可。
■ 上演適正規模:子どもで250人以内。人数が多い場合は分割して2ステージ以上をお薦めします。

上演検討のために

■ 子どもから大人まで楽しめます。但し、小学生以上をお薦めします。※ 事前・事後学習のご提案ができます。