主にインスタグラムで、その都度にご案内やご報告を行ってきた「パペットシアターPROJECTⅡ~人形劇でゆっくりじかん」の成果報告をふくめた、休眠預金緊急枠採択団体8団体の事業報告会が近づいてきました。
「困難を抱えた家庭のアクセシビリティ改善」のために、それぞれに違う分野で活動してきた緊急枠採択団体8団体の事業成果報告会です。皆様、御参加いただければ幸いです。
大切なことは、それぞれの団体が有名か無名かではないと思います。それぞれの団体が「思い」をもって心身を削りながらとりくんできた各事業。
大切なことは、その「思い」がどのように事業化され、どんな成果をあげたのか、そこを確認しあうことではないでしょうか。
私たちの事業パペットシアターPROJECTⅡでは、人形劇アートのちからが、それぞれに違う苦しさを抱えた人々(家庭)にどれほどのちからを持つのか、それを報告します。
じつは私たちは、過去「楽しい」という言葉を嫌ってきました。「楽しい」という言葉に張り付いたイメージ、「自分が楽しければいい」というミーイズム(自己中心主義)に、強い違和感を抱いてきたからです。
だから「楽しい」という言葉は使いたくなかったし、ミーイズムの「楽しい」に踊っている人々をみると、そこからそっと遠ざかるようにしてきたのでした。
しかし、私たちはパペットシアターPROJECTⅡを実行していくプロセスで、いろいろな疎外感や違和感、不登校経験や虐待経験に苦しんできた大人たち、家族がそれぞれにとてもたいへんな大人たち、こどもたちを心配している大人たちに出会ってきました。
そこでは「楽しい体験がとても大切だ」と、心の底から思うようになりました。
劇をみて、人とおしゃべりしてみて、心の底から楽しいと思える体験を参加者みんなでつくっていく。それがどんなに大切なことか。
それはミーイズムとは全くちがった楽しさだと、肌で実感してきたのでした。
みんなで楽しい体験をつくるとは、みんなで楽しさを共有しあうこと。
楽しさを独り占めするミーイズムとは無縁のもの。
だから「楽しい」を共有しあう場をつくりたいと、腹の底から思うようになってきたのでした。
そして人形劇アートのちからが発揮されて生まれた「いままでみたことない場」に、素直に驚いています。
さて事業報告会では、みなさまにその成果が伝わるようにがんばっています。
どの団体様も、みなさまに伝わるようにがんばってあると思います。
それは小さな一歩かもしれません。
でもその一歩を踏み出すために、どれほどの労力と時間とおカネが必要なのか。痛いほどわかります。
皆様、事業報告会へどうかお越しください。
お申込みは一般財団法人ちくご川コミュニティ財団さんへ。
