おやこ人形劇場終わりました

夏の手打ち公演である「おやこ人形劇場」が終わりました。
2ステージともに満席でした。

御観劇いただいた皆様、ありがとうございました。
楽しんでいただけましたでしょうか?
またボランティアでお手伝いいただいた皆様にも、厚く御礼申し上げます。

さて、新作うしかたやまんばは、2回の公演を終えて、二度目のブラッシュに入ります。
4ヶ月という短期間で製作したため、何もかもがいっぱいいっぱいでした。
脚本手直し、舞台製作、人形美術、小道具と、フル回転で製作してきました。
ほんとに1日24時間じゃ足りないよ、と言いたくなるような日々が続きました。

一方で、上演にこぎ着け、観客の皆様の前で上演してみると、新しい気づきがもたらされます。
不思議なものですが、実際にそうなのです。

「あっ、そうか」というような、何かを発見する経験と言ってもよいかもしれません。

そういうところを再度のブラッシュアップをかけて、10月予定のパペットシアターPROJECTⅡでの上演に備えます。

さて、パペットシアターPROJECTⅠとⅡの本格的準備もスタートしています。
次からは、しばらくパペットシアターPROJECT関係のブログが続きます。
まずは市民シンポジウム開催とボランティア養成講座のお知らせになります。

シンポジウムや養成講座への皆様のご参加を御待ちしております。

【釜】

明日7/21(日)は、「うしかたやまんば」

明日は、おやこ人形劇場「うしかたやまんば」。
本日、ホールにて舞台仕込みを行いました。

「うしかたやまんば」は、日本全国あちこちにあるむかしばなしであり、”民話”です。
”民話”とは、”民(たみ)”が世代を超えて語り継いだお話です。口伝いに継承されてきた、口承文化です。

物語を語る際、そのお話には語る人の”こころ”が上乗せされます。
たとえば、物語の主人公に共感していれば主人公の活躍を語る際に熱が入り、主人公の母に共感していれば主人公の母の言葉を語る際に熱が入る…というように。
無意識の次元で、自分のこころが動いた場面を熱弁するのです。

そいういう意味で”民話”は、語った民(たみ)の数だけ存在するといってもいいのかもしれません。

私たちは、「うしかたやまんば」を”里の婆”という登場人物に語らせました。
つまり、”里の婆”の”こころ”が上乗せされた”民話”です。

7/6(土)の初演を終え、さらにバージョンアップした「うしかたやまんば」。
ありがたいことに、13:00の回・15:30の回ともに満席です。
明日、みなさまのご来場を、心よりお待ちしております。

【尚】

7/21(日)15:30満席/13:00キャンセル分再販売中

梅雨末期ですね。蒸し暑い日が続きます。

さて、7/21(日)おやこ人形劇場「うしかたやまんば」に向けて、作品のブラッシュアップが着々と進んでいます。
7/6(土)初演時より、バージョンアップしてみなさまにお披露目となります。お楽しみに!

15:30の回、満席となりました。
13:00の回、キャンセルが数席分発生しているため、チケットの再販売を行っております。
こちらもわずかとなっておりますので、観劇ご検討の方は、お早目のお申し込みをお勧めいたします。

【尚】

パペットシアターPROJECTⅡスタート!

ちくご川コミュニティ財団様の「休眠預金活用事業(緊急枠)」事業として、弊団体のパペットシアターPROJECTⅡ(従来の支援の外側にいる親子の皆さんへの文化体験支援)が、昨日スタートしました!
ここから来年2月までに、石橋文化センターを会場にして4回の文化体験プログラムを提供していきます。

かなりのスピード感が求められる事業です。
全力で駆け抜ける気持ちでいっぱいです。

もっとも大切なことは、様々な困難を抱えた皆さんにとっての最善の利益になるものを提供することです。
それを肝に命じて。

そしてこの事業を実施していく過程で、様々な養成講座も準備しながら、パペットシアターPROJECTⅡに関わる仲間も増やしていきます。

さっそくボランティア養成講座と対話ファシリテーター養成講座、人形劇あそび補助ファシリテーター養成講座を具体化していきますよ。

何らかの困難や生きがたさを抱える当事者の皆さんは、何も特別な存在ではありません。
よく考えてみると、私たち自身がそれぞれに、何らかの困難を抱えた当事者でもあります。
ですから、多くの市民の皆さんが、それぞれの当事者性を抱えて生きています。

そのような市民の皆さん。
各養成講座に参加されてみませんか?

最後になりますが、NPO通信最新号(68号)を発送しました。
通信読者の皆様には、近日中に通信がお手元に届くと思います。
今回の号は、パペットシアターPROJECT特集号です。

【釜】

うしかたやまんば初演

7月6日土曜日に、久留米・うきは・小郡私立幼稚園連合会PTAの研修会で、うしかたやまんばの初演を無事に終えました。

場所は久留米シティプラザ久留米座。
舞台転換にお手伝いいただいた幼稚園の先生方、たいへん助かりました。
ありがとうございました。

さて、「うしかたやまんば」は無事に初演を終えましたが、これで完成したというわけではありません。
初演で見えてきた課題を踏まえて、7月21日おやこ人形劇場に向けてブラッシュアップを図っていきます。
さらには、夏の巡回公演の実施過程の中でも。

初演というものは、あくまで作品完成過程の一区切りであり、メルクマールです。
ですから、それは私たちにとって、作品の持つ可能性と課題を確かめる大切な場であるのです。

それでも、とにもかくにも初演までの緊張から開放されて、ホッと一安心。
最後になりますが、御覧いただいた皆様に、厚く御礼申し上げます。

【釜】