理事会・総会終わりました

昨日は、舞台アート工房・劇列車の通常理事会と通常総会の開催日でした。
出席された皆様、書面評決又は委任された皆様、ありがとうございました。理事会、総会ともに、新規事業としてのパペットシアターPROJECTⅡのねらいと概要を、会員諸氏とともに共有出来た大変有意義な会でした。

また整備が遅れていた様々な規程の整備に手がつけられ、まずコンプライアンス担当理事を決めることが出来ました。
さらにパペットシアターPROJECTⅡの各分野責任者も決めることが出来ました。

今回、組織基盤強化の観点から、コンプライアンス規程や組織倫理規程等の整備に手をつけはじめて、ハッキリと見えたことがあります。

それは組織強化というと、すぐに「人数を増やす」という発想に直結してしまいますが、それだけでは、じつは組織基盤強化とは何の関係もないということです。

というか、組織基盤強化=人数拡大という発想は、基盤がないところで人数を増やそうとするかなり危うい発想なのだということが、ハッキリと見えました。
例えるならば、土台のないところに家を建てる危うさと同じ危うさがあるということです。

各種規程の整備によって、規程にそった役割分担が生まれます。
それが組織全体のエンパワメント(潜在的能力の開発・顕在化)につながります。
組織のそのようなエンパワメントがあって、はじめて会員も自然に広がり、それぞれの力が発揮され出すのだと思います。

NPO組織には目的があり、その目的を実現するための事業があり、そのために会員がいます。
この順番が大切であり、各種規程の整備も役割分担も、この順番の中に位置付けられることで、はじめてその意味を持ち出すのですね。

さて、会員の皆様。
私たちにとって大切な意味を持つ2024年度事業が始まります。
今までに較べて、会員の皆様が活躍出来る場も格段に増えると考えています。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

【釜】

通常理事会・総会

5月になりましたね。
私たちは、新しい事業への助成金申請書類づくりで、あたふたしておりました。
特に申請書類締め切り直前は、ほぼ徹夜が2日間…。
もしこの企画への助成が採択されれば、孤立しがちな困難を抱える人々と社会をつなぐインパクトのある事業が展開されることになると考えております。さて、5月26日(日)は弊団体の年次通常理事会と総会の日です。
コアサポーター会員の皆様、どうぞお越し下さい。

弊団体舞台アート工房・劇列車は、いま急速に組織体質を転換しつつあります。
パペットシアターPROJECT(困難を抱えるこどもへの文化体験支援)の急拡大に合わせて、それを担える組織の体力をつけていくことが大切だからです。

つまり、弊団体の「フェーズ(局面)」が大きく変わりつつあるのです。

会員の皆様、議案書は郵送しております。
ただし、いま5月は、議案書作成段階の4月から見ても、新しい局面に入りつつあることがはっきりしてきています。

そのようなことは、総会に参加しないとわからないものですよ。

さて従来の上演活動では、会員の皆様に御参加いただける機会は少なかったですね。
今年以降は、会員の皆様が自発的に事業に参加いただける機会も、今までとは格段の違いで用意出来るのではないかと思います。

どうか通常理事会と総会にお越し下さいますようお願い申し上げます。
参加される前に、全面的にリニューアルされた弊団体HPを御覧になって参加していただければ、新局面を迎えつつある弊団体の現状もとらえやすくなるのでは、と思っております。
劇列車ホームページへのアクセスはこちらから

【釜】

演劇と教育研究委員会に参加しませんか

藤の花も真っ盛り。新緑もまばゆくなりました。さて、劇列車のリニューアルしたHPはもう御覧いただけましたでしょうか?
弊団体事務局長弥永作成による労作といってよいリニューアルです。

劇列車の現在のリアルな姿が、出来るだけ誤解の少ないように、ダイレクトに伝わるように工夫をしてあります。
まだ御覧になっていない方は、この機会に御覧いただければ幸いです。

またFacebookでは、事務局長個人のものから、団体用のものを開設しました。
こちらも御活用いただければ幸いです。

さて今日は、4月28日(日)開催予定の演劇と教育研究委員会第10回例会のお知らせです。
HPのイベント欄にも載せていますので、詳しくはそちらを御覧下さい。

第10回例会。
今回は、弊団体のパペットシアターPROJECT(困難を抱えたこどもへの文化体験支援)について、その実際の展開と顕れている効果についての報告とフリートークです。

他にあまり例をみないパペットシアターPROJECTですから、その実際の姿や効果について、あまり知られていないように思います。

それもあたりまえです。
困難を抱えたこども・親子ほど、文化(アート)へのアクセスは少なくなる傾向にあるのですから。
だからそれに合わせるかのように、文化(アート)にアクセスしたとことから生まれる大きな効果が一般に知られることも少ないといえるのです。

演劇と教育研究委員会は、弊団体会員のみならず、非会員の皆様にも開かれた研究委員会です。
パペットシアターPROJECTと私たちの社会の現状について、意見交換してみませんか?
皆様の御参加をお待ちしています。

繰り返しになりますが、場所等の詳細はHPを御覧下さい

【釜】

新しくなった劇列車ホームページ!

本日、劇列車の新しいホームページを公開しました!

劇列車の現在が、見やすく分かりやすいホームページになっています。
私たちの団体が目指すビジョンや劇列車の取り組み紹介などが、わかりやすく充実した内容になっていますよ~(^^)
そして、スマホやタブレットからも見やすいデザインになっています。
ぜひご覧ください!

また、facebookも劇列車のページを作成しました。みなさま、こちらもぜひフォローお願いいたします!

リニューアルした劇列車のホームページへアクセス
facebook/新しく作られた劇列車のページへアクセス


※リニューアル前と同じホームページが表示される方は、ページの再読み込みもしくはブラウザのキャッシュをクリアしてご覧ください。

新作うしかたやまんば

きんぽうげ、野あざみ、しゃがの花も咲きました。
春満開ですねえ。

さてブログ更新がしばらく止まりました。
新年度の多忙の中で後回しになってしまい、申し訳ありません。

通常理事会総会準備、巡回公演広報準備、2024年度パペットシアター PROJECT始動準備、新作製作開始…。

なんだかたいへんそうに見えますよね。
実際たいへんなのです。羅列してみると、少しは皆様に伝わるでしょうか。

様々ことが、それぞれに重要なのです。
このスタート段階での仕込みの有り様が、2024年度に劇列車がどこまで走ることが出来るか、それを決めてしまいます。
その意味で、様々なことがそれぞれに重要なのです。

さて、今日は一つに絞ってみましょう。
新作「うしかたやまんば~里の婆が語るむかしばなし」についての、広報第一報。
それが今日のブログとなります。

「うしかたやまんば」。
この作品は、小学校1~2年生を中心においた久しぶりの低年齢向き人形劇作品になります。

子どもの発達段階からみて、どんな作品にしていくのか?
脚本段階で、そこにたいへん時間が割かれてきました。

一つ目の問い。
「いわゆる子ども向き作品としてしまえば、私たちの感じているものを手加減しようとすることにつながり、それは子どもをバカにしていることではないか?」。

二つ目の問い。
「子どもの発達段階を無視しての創造は、児童青少年演劇といえるのか?」

なかなか容易に一つになってくれないこの二つの問いの前に、何度も書き直しが進みました。
要約すれば、これは演劇観と子ども観の問題です。

この二つをどう統一するか?
これがなかなかに難しい。

優れた作品には、必ずと言っていいほど、この統一された土台がしっかりとあります。
表現の強度は土台づくりが支えるのです。
ですから、ここにも手抜きは出来ません。

そうして、脚本第6稿段階で、やっと稽古をスタートさせることが出来ました。
現段階では、脚本に沿いながら、空間とモノ(人形)の関係の土台づくりを進めています。

えっ…。
なんのこと言ってるの?

そう思われるかもしれません。

これは、「空間の中でモノが引き立つ位置を探っている」ということです。
例えると、部屋の中に飾る絵が引き立つ位置と、それほどでもない位置がある。
そんなことに気づいた経験をお持ちの皆様は、それなりにいらっしゃると思います。
その引き立つ位置を探っている段階と言えば、伝わりやすくなるでしょうか?
これはこれで、時間のかかる作業なのです。

どうにもピタッとくる位置と動きが見いだせない。

どうして?
あぁ、そうか。
ドラマの本質をとらえ損なっていた…。
このモノの動きと位置ではダメなんだ…。

そんなこともよく起きます。
このような試行錯誤には、知性と感性が総動員されますから、当然時間もかかるわけです。

最後にお知らせです。
この作品は、7月6日(土)に幼稚園関係の協会による大規模な祝賀行事の出し物として、久留米シティプラザ久留米座にて初演されます。

7月21日(日)には、石橋文化会館小ホール「おやこ人形劇場」にて一般公開されます。

皆様。
7月21日のおやこ人形劇場にて、その試行錯誤の結果を御覧いただければ、こんなに嬉しいことはありません。
(詳細は後日発表)

【釜】