1.パペットシアターPROJECT事業
困難を抱えたこどもに無料の文化体験支援を
困難を抱えたこどもこそ、文化体験(アート体験)が必要。様々な困難を抱え込まされたこどもほど、人とのつながりが途絶えがちになり、生きる意欲を失いがちになります。ですから、つながりの回復や意欲の回復が必要です。
そのきっかけづくりとしてのアートを、困難を抱えたこどもに無料で提供したい。パペットシアターPROJECTは、そのような思いではじめた無料のアウトリーチ型文化体験事業です。
実施にあたっては、次のことを大切にしています。
(1)困難を抱えるこどもを支援する団体との連携協働を大切に
(2)参加者の経済負担をなくすため、助成団体との協働の下で無料で実施する
(3)提供プログラムは、こどもを支援する連携団体と協議のうえで決めていく
どうぞお気軽にお問い合わせください。(メールでのお問い合わせはこちらから)
2.巡回公演事業・ワークショップ事業
あっちへこっちへ、240回以上
2003年度以降、福岡県を中心にあっちへこっちへ、劇(人形劇)を運んできました。その数はワークショップ開催をふくめて240回以上。
小中学校・学童保育所・保育園幼稚園など、上演演目を変えながら対応しています。学校体育館やコミュニティセンターのホールを中心に、舞台が入る寸法であれば、場所は選びません。また、以下のプログラムも提供可能です。
(1)観劇+対話プログラム
観劇後に観劇者と上演班が対話することで、観劇者が新しい発見ができるようになるプログラム。
(2)観劇+人形ふれあい体験プログラム
観劇と人形とのふれあい体験を組み合わせて、観劇者の能動的体験をつくるプログラム。
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3.創造事業
弱者を励ます作品づくりをコンセプトに
私たちの劇(人形劇)に登場する主人公たちは、学校に行けない少年であったり、虐待経験をもつ少女であったりします。その主人公たちの姿を通じて、困難を抱えたこどもたちを励ましたいと願っています。これが私たちの創造コンセプトです。ですから私たちの劇(人形劇)は、何回も真剣な話しあいを重ね、何回も脚本を書き直しながら、少しずつ出来上がっていくのです。その積み重ねによって、私たちの創造は全国に通用する表現となってきました。
さて弱者を励ます行為は、弱者と同じ目線に立ち、相互対等の関係づくりの中でしか生まれないと考えています。励まそうと作品創造をしながらも、じつは私たちこそ励まされているのでしょう。それが対等な関係づくりの土台であると確信しています。
《実績》
・「どんぐりと山猫というはなし」(現「一郎くんのリスタート」)で、人形劇の新しい表現が求められるP新人賞2022受賞〔文化庁・愛知人形劇センター主催〕(2023年2月)
・「さちの物語~一番聞いてほしいことは、一番言いたくないこと」で、日本児童青少年演劇協会主催「児童青少年演劇のための劇作家養成講座」脚本賞(2023年度賞)受賞(2023年12月)